海外の方と違って日本人は「自己PR」が得意な人はあまりいないのが実情です。
でも自己PRが不得意だったとしても、実はどなたもが豊富な社会経験を持っています。
それが50代を始めとする中高年の強みです。
そんなあなたの経験の中から応募先に合うスキルや経験を見つけましょう。
あなたが希望する企業の採用担当者に「ぜひ会ってみたい!」と思われるような自己PRを作りましょう。
今までのキャリアから自己PRを考えてみる
必ずアピールポイントはある!
50代60代など中高年の求職者には20代や30代の若い求職者と比べると、
圧倒的に豊かな人生経験や社会経験の中にアピールポイントが必ずあります!
「パートでしか働いたことが無い」
「子育てと家事にせいいっぱいで結婚以来働いたことが無かった」など、
自分にはアピールできることなんて無いと思っているのはあなただけではありません。
以前の私も全く同じことを思っていました。笑
でもパートだった私でも正社員になれました♡あなたももっと自信を持っていいんです!
職務経験・趣味・特技から自己PRをさがす
職務経験から率先力となるスキルをみつける
今回は私と同じようにパートで働いていた人の例をあげます。
「自分は正社員じゃ無かった。」「パートやアルバイトでしか働いたことが無い。」
そう思っているのはあなただけではありません。
私も結婚してからパートで働いていたので同じことを思っていました。
正直言って50代は若くありません。50代の転職は誰もが不安を持っています。
でもパートで長年働いて分かったことがあります。
50代の人たちが若かった頃のように、
パートだから仕事が楽だとか正社員だけが責任が重いなんてことは現代ではありません。
確かに昔はパートはお手伝い程度の職場が多かったのは確かです。
あなたも最近まで雇用形態はパートだったかもしれません。
でも今はパートも正社員とほぼ同じ仕事内容、仕事量の職場が圧倒的に多いのです。
反対に正社員よりパートの方がずっと仕事量が多い職場もたくさんあります。
そこであなたも頑張ってきたんです。もっと自信を持ってください!
また正社員の50代には管理職の経験がある人も多いでしょう。
一人一人の部下の動きを見ながら長年に渡ってリーダーシップを発揮して来たあなたの能力を生かせる自己PRを作りましょう。
自分では自己アピールが難しい、よく分からない人はとても多いです。
どうしても難しい場合は無料で利用できる転職エージェントに助けてもらいましょう。
転職エージェントにはどんなメリットがあるの?と思う人はコチラの記事をどうぞ。↓
趣味や特技から業界・職種・企業が求めるアピールポイントをさがす
また50代を始めとして、人は年齢を重ねてくると趣味や特技がプロの域に達している人も少なくありません。
あなたの特技や趣味が、希望する企業の率先力になる可能性があります。
企業が何を求めているかをよく見極めるために、、
あなたが希望する業界や職種・応募先企業についてしっかり下調べすることが必要です。
転職エージェントに登録すると、企業についての詳細を自分で調べなくても
転職エージェントの方からたくさんの情報を提供してもらえます。
企業について色々調べる時間を、自分自身の資格取得などさらなるステップアップのために使えるようになるのです。
職務経歴書に書く自己PRのポイント
履歴書と職務経歴書の違い
履歴書
・住所、氏名、生年月日や学歴、職歴などを記入。
・スキルやお持ちの資格などの中から、最もアピールしたい【自己PR】をまとめて書きます。
職務経歴書
職務経歴書は今の50代が若かった頃には無かったものです。
昔は履歴書に職務経歴もすべて一緒に書き込んでいました。
転職が初めての人は職務経歴書って何?と驚かれたことでしょう。
職務経歴書は重要な採用の決め手になります!
・過去の職務・職業上の地位・職務の具体的な内容・お持ちの資格・志望動機まで詳しく記入。
・履歴書に書いた【自己PR】を裏付ける内容に重点を置く。
応募先の企業に興味を持ってもらえる自己PRの書き方
・一番アピールしたい実績を一番最初に持って来る。
・職務経歴書に自己PRを書く際は数行程度(長くても10行までぐらい)にまとめるようにする。
長々と書いてしまうと採用担当者の読む気力がそがれる可能性があるので気をつける。
・前向きな意気込みを自己PRの中で簡潔にまとめて示す。ただ、根拠のない自信はNG。
・応募先の企業に興味を持ってもらえるような職種や企業に合うスキルや経験を必ず記載する。
・即戦力になれる具体的なエピソードも併せて書くこと。
【自己PR】のテンプレート
下の1.2.3の順で自己PRの文章をまとめましょう。
1:前職の担当業務と役職
たとえば、経理部の部長、商品管理部の係長、〇〇店の副店長など
2:前職で挙げた実績
前職で成果を挙げた実績を具体的に客観的にアピール。
特にアピールしたい実績は詳しく(簡潔をこころがけて)説明。
全ての職務経験の実績を書く必要はありません。
特に代表的な実績のみアピールしましょう。
3:スキルや経験について
今までに身につけたスキルや経験を転職後にどのように活かしたいか、
企業のニーズに合致するように書きましょう。
注意点として、転職活動をしなければならない理由を志望動機に書いてはいけません。
たとえばリストラだとか解雇だとかです。
志望動機には転職活動をしなければならない理由ではなくて、その企業で働きたい理由を書きましょう!
私はこのような自己PRを書きました
私は長年アパレル関係のパートをしていました。
しかし事務職に転職したかったのでこのような自己PRを書きました。
良かったら参考にしてみてください。
「アパレルの販売職を25年間続けて来たので、
お客様のご要望ご期待に添える接客やコミュニケーション能力が私の強みです。
また毎日の発注や在庫管理などでは、ワード・エクセルのスキルを活用した仕事をしていました。
指示を待つことなく優先順位の高い業務を自ら見つけることができます。
50代、60代でも続けられる事務職で、貴社でも今までの経験を生かして貢献したいと思っています。」
50代の転職は『自己PR』が決め手
20代や30代の若い世代は「のびしろ」も採用の判断に考慮されます。
しかし50代の転職では、書類選考の段階でニーズに合うか合わないかを判断しています。
反対の立場で考えてみるとよくわかりますが、
50代がどんなに良い履歴書や職務経歴書を書いたとしても、そもそも大半の企業は「50代の人は必要ない」のが現状です。
けれども「どうしても転職したい!」そう考えるなら、
採用のチャンスを少しでも得るために自分をアピールする必要があります。
50代の転職は自己PRが大変重要になってきます。
そこで生きてくるのがこの記事の最初に書いた、あなたの豊かな社会経験なのです。
その社会経験を自己PR文の中で存分に表現するようにしましょう!