50代は体力が落ちて来る年代でもあります。
50代女性は更年期がつらい人も多く、
体調や人間関係、介護など様々なストレスが圧し掛かってきて、
仕事を辞めたいと思う人も増えてくる傾向にあります。
でも職場に不満があって退職する場合、あなたは本当の理由を言えますか?
本当の退職理由を言い難い人は意外と多い
このように考える人も多いのでは無いでしょうか。
パートを辞めたいけど理由を言いづらいな・・・
理由にもよりますが本当の理由は言いづらいってこと、ありますよね。
皆さんはパートを辞める際に、
必ずしも細かい退職理由を言わなくても良いことを知っていましたか?
細かい退職理由は言わなくても良いけれど・・・
労働者はいつでも自由に退職を申し出ることが出来ると、
民法627条に定められています。
労働者はその理由の如何を問わず辞職することができます。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、
各当事者はいつでも解約の申し入れをすることができる。
この場合において、
雇用は解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。
有給休暇をとる際にも、会社から理由を聞いてはいけないことが定められましたよね。
円満に辞めたいなら退職理由を伝えよう
基本的には辞めるための細かい理由を必ずしも会社に伝える必要はありませんが、
日本人として社会人としての常識や
今まで、そして今後の付き合い等の理由で、退職理由をきちんと告げて辞める人が大半です。
仕事を辞める本当の理由と本音には違いがある場合が少なからずあるでしょう。
人間関係等、職場に不満を持って辞める人にとっては
本音を全部ぶつけられる人は多くは無いでしょう。
多くの人は円満に辞めたいと思っています。
日本人は本音と建前を上手に使い分ける国民です。
退職するときもそれ等を使い分けても良いと私は考えています。
円満に辞めるためには、辞める理由(伝える理由)を前もって考えておく方が良いでしょう。
会社に退職理由をどのように伝えようか迷っている方、
これから下で例を挙げる退職理由を参考になさってください。
>>どうしても自分で直接退職を言いたくない人には、転職代行がおすすめです。
コチラの記事も参考にしてみてください。↓
パートも使える【退職代行おすすめベスト10】気になる料金やサービス内容もまとめました
実際に多くの人が辞める理由にした主な「退職理由ランキングBEST 13」
退職理由は人それぞれですが、
本当の理由を言う人、本当のことは言いにくいからウソの理由を言う人など人によって様々です。
多くの人が退職理由にしている主なものを紹介します。
職場の人間関係が悪い
職場には色んな同僚がいます。
全ての人が自分に合うことはまれでしょう。
合わない人がいるのは当たり前です。
思ったことをズバズバ言う人や、
日によって気分が大きく上下する気難しい人、また嘘をよくつく人もいます。
そして上司によっても働きやすさは大きく変わります。
仕事自体は楽しいのに、
気が合わない同僚や上司のせいで働きにくいと感じる人も多く、
残念ながら人間関係が原因で辞めていく人も多いのが現実です。
仕事内容やシフトが理不尽
これは私の前職の話で恐縮ですが、
人によって仕事内容やシフトに大きく差がありとても理不尽を感じていました。
一部の社員は口で指示するだけでほとんどの業務をパートに押し付け自分は雑談ばかり。
同じパート同士でも上司に気に入られた人は楽な作業ばかりで、
それ以外のパートは仕事量がどんどん増えて行きました。
平等ならもっとパートのやる気を引き出せるはずです。
この理不尽さから辞めていった人がたくさんいます。
また例えばお昼を挟んだ前後合計4時間で雇用されているのに、
夜に人が少ないから、この日は開店時間が早いからもっと朝早くから等、
イレギュラーなシフトが増えて来て不満を覚えることもあります。
私が働いていたアパレルショップでは、暇な季節は週に2日短時間しか働けないのに
繁忙期には週5日全てフルタイムでシフトに入れられて収入が安定しない方が多くいました。
孫の世話、介護など家の都合
50代ではご両親の介護が必要になってくる人が増えてきます。
最近は核家族が多いため、そう多くはありませんが孫の世話を任されて辞める人もいます。
これらの理由は個々の家庭の事情なので、
上司や同僚もあなたの立場を理解してくれるでしょう。
またお嬢さんの里帰り出産を機に、常々辞めたいと思っていたパートを辞める人もいます。
家族の転勤による引越しなどの家庭の都合
ご主人の突然の転勤に着いていくために奥さんがパートを辞めることもあります。
この場合は決まった時点でできるだけ早めに退職を伝えると良いでしょう。
会社も気持ちよく送り出してくれるはずです。
夫の仕事を手伝う 夫から不満
五十代はご主人が定年退職して家にいる場合や、
ご主人の体調不良で世話が必要な場合が増えてきます。
パートのシフト次第ではご主人から不満が出てやめざるを得ない場合があります。
また定年退職後、ご主人がショップを開店したり等の開業で、
ご主人の仕事を手伝うことになりパートを辞めることもあります。
体調不良による入院や通院などの治療目的
これは私もそうですが私はひどい腰痛のために
もうどうしようもないところまで来てしまった結果、仕事を休みそのまま退職しました。
私は休職と復職を何度か繰り返しましたが、
無理して働き続けることで腰痛はさらに悪化してしまいました。
私が声を大にして言いたいのは、そこまで体調が悪化するまで働かずに、
健康を一番大切にして欲しいと言う事です。
あなたがもし会社の健康保険に入っているとしたら、
体調不良で長期休職したら傷病手当金をもらうことが出来ます。
金額など細かいことは、よろしければこちらの記事を参考にしてください。
体力の限界を感じる・疲れる
常に体力作りをしていなければ50代からは目に見えて
どんどん体力が落ちていきます。
ずっと続けてきた仕事でも、仕事内容によれば体力の限界を感じ始める年齢かもしれません。
私も座ってできる仕事を選んでおけばよかったと何度思ったことか。
五十代は自分の体力に合った転職の最後のチャンスです。
通勤が遠い・通勤に時間がかかりすぎる
50代から体力落ちてくるので、
できれば近い通勤時間がかからない職場に転職したいと思う人も増えてきます。
通勤時間は収入につながらないので、
あまりにも通勤時間がかかる場合転職を考える人もいるでしょう。
契約条件が違う
現代はブラック企業が多く存在します。
これはパートの話ではありませんが、
私の息子がハローワークの紹介で就職した会社が典型的なブラック企業でした。
>>ハローワークが紹介してくれたのは典型的なブラック企業だった体験談
契約と実際の雇用条件が違う場合、
これは会社にそれを伝えて改善される事があるかもしれませんが、
残念ながら居づらくなる場合もあるでしょう。
あなたが改善を望むのでなければ
他の理由を告げて退職してもいいかもしれません。
ただ次の転職先でも同じような事が起こる場合もあるので、
専任の担当者がつく転職エージェントで、
転職に関する全ての不安を相談することをお勧めします。
セクハラ パワハラ
これは深刻な話で特別なことですが、
セクハラ・パワハラは実際に少なくありません。
厚生労働省のHP”職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書”によると、
パワハラを受けた女性の22.1%が社内の相談室に相談しています。
そのように相談できる担当部署がある場合は、
まずは相談してみることをお勧めしますが
20.4%の女性は相談せずにパワハラが原因で仕事を休んだり退職をしたりしています。
収入アップを目指したいから時給が高い転職先をみつけた
50代の場合、お子さんの大学進学やご主人の退職等の理由で収入アップを目指して、
もっと時給のいいパートをみつけパートを辞める人もいます。
Web で利用できる転職エージェントや
みなさんもよくご存知の転職サイトを使って
パートで働きながら正社員への転職を目指す人もいます。
転職エージェントって何?という方はこちらの記事をどうぞ。
資格の勉強 スキルアップ キャリアアップ手に職をつける
50代はキャリアアップできる転職の最後のチャンスとも言えます。
転職のために資格を取るために、本格的に勉強をする場合は
パートを辞めて勉強に専念することが効率を上げます。
特にパートから正社員になりたい人の場合、
仕事を一旦止めて本格的に勉強する時間を確保できることで
確実に資格を取得し事務職などの正社員採用を勝ち取ることができる可能性も高くなります。
習い事
これから近い将来に必ず来る老後のために、
本格的に習い事を始めたいと思う人もいます。
習い事の時間と仕事のシフトが重なってしまい、
習い事を優先させるために仕事を辞めたいと思う人もいるでしょう。
パートを辞める理由は嘘でもいいの?
パートの退職理由は嘘でも良いのでしょうか。
嘘をつくのはいやだけど、
だからと言って本当のことは言いにくいと思っている人は
実際にとても多いのです。
誰かが嫌な思いをするかもしれない退職理由なら 本当の理由は言わなくても良い
辞める理由にもよりますが、
家族の介護だったり転職が決まったり、病気が悪化したりの場合は
そのまま本当の理由を伝えれば良いでしょう。
本当の理由を言う事で円満退職が出来ます。
でもそれ以外の、例えば人間関係に疲れた、
シフトや仕事内容が不平等で理不尽等の理由で辞めるのなら
反対に言えば、
本当の理由を伝えて辞める人のほうが少ないかもしれません。
誰かが嫌な思いをするかもしれない退職理由なら
無理に本当の理由は言わなくても良いでしょう。
パートを円満に辞めたい!最善の退職の伝え方
あなたが円満にパートを辞めたいと思っているなら
退職を伝えるタイミングや退職理由のポイントをおさえて、うまく切り出しましょう。
パートの退職はいつ伝える?
パートの退職は1か月前に退職を伝える就業規則がある場合が多いです。
契約書がある場合はよく確認をしましょう。
期間の定めのない雇用契約なら退職の14日前までは退職を申し入れましょうと、
民法627条1項にあります。
法律上では14日前となっていますが、
出来れば仕事の引継ぎや新しいパートの募集等に配慮して、はっきり辞めると決めた時点で早めに伝えるのが良いでしょう。
パートを辞めるなら上司にどこで伝える?
退職を切り出す際にはタイミングも大切です。
切り出すときは仕事中ではなく、周りに誰もいない場所(会議室等の個室)を選びましょう。
誰かが近くにいると言いづらい場合もありますよね。
またあなたの仕事に繁忙期にあるなら、
その繁忙期に退職をいきなり切り出すと気まづくなる可能性もあるので
可能であれば仕事がひと段落する時期が良いでしょう。
「お話があるのですが」と前もって上司に声をかけておくと、
上司のほうから時間を空けてくれたり、個室等の場所を準備してくれるでしょう。
勘の良い上司なら「退職の話かな?」と気づいてくれて
話しやすくなるでしょう。
軽く声がけだけして、あとは上司の都合に合わせることをおすすめします。
パートを退職する時はどのように伝える?
退職を上司に伝える時は遠まわしに言うのではなく
はっきり端的に伝えるのが良いでしょう。
そのほうが上司の印象がよく円満に辞めることが出来ます。
あまり曖昧な伝え方だと引き止められることもあるので、本当に辞めたい!と思うなら
迷わずはっきり伝えてください。
退職理由は自分が言いやすい範囲で本当のことを伝えても良いし、
もし本当のことが言いづらいと思うなら、
上に挙げた例の中から自分なりに言いやすい理由を選ぶと良いでしょう。
自分で直接退職を言い出せないなら【退職代行】
それでもどうしても会社に直接自分で「辞めます」と言えない場合もあります。
そんなあなたの気持ち、わたしもよく分かります!
人手不足だったり、上司がパワハラ気質だったり、
人それぞれいろんな事情がありますよね。
そんな時は、ここ数年利用する人が急増している【退職代行サービス】を利用すると言う手があります。
自分で交渉することなく簡単に退職が出来ます!
退職代行の料金やサービス内容が気になる人は、コチラの記事を参考にしてみてくださいね。
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パートの退職の伝え方まとめ
いかがでしたか?
パートを辞めるときに本当の理由をいいづらいと思っても、
決して悩むことはありません。
円満に辞めたいなら差しさわりの無い理由を伝える人が多いでしょう。
また最近は退職代行を利用する人も増えてきています。
退職代行なら退職に無駄な時間を使わずに、あなたの貴重な時間を【転職】に使うことが出来ます。
あなたが抜けたらシフトが回らなくなることがあれば
言いづらい気持ちもよく分かります。
しかしあなたの人生はあなただけのものです。
幸せのために転職する!と決めたなら扉を開けて進んでください!
>>どうしても自分で直接退職を言えない人、言いにくい職場の人には
転職代行が絶対おすすめです!
自分は何もしないで代行業者に依頼するだけで簡単に退職できます。
コチラの記事もぜひ参考にしてみてください。↓
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